昨今の飲食業界では人件費の高騰で人材不足が叫ばれています。居酒屋などでもタッチパネルを使ったセルフオーダーシステムが多く見られるようになりました。
東京都の最低賃金の推移(5年毎)出典:厚生労働省 東京労働局
2008年 | 766円 |
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2013年 | 869円 |
2018年 | 985円 |
来年度の東京都の最低賃金は1000円を上回ると言われています。
セルフオーダーシステムは人材不足の居酒屋の苦肉の策なのでしょうか?実際にはセルフオーダーシステムを導入して業績を伸ばしている飲食店も多数あるようです。
そこで今回はセルフオーダーシステム導入前に検討すべき6つのポイントをご紹介します。
セルフオーダーシステムは回転寿司、居酒屋、ネットカフェ、最近では焼き肉店などでも見られる各座席にタブレットやタッチパネルを設置するシステムです。
お客様は店員を呼ぶことなく注文ができ、待たされることなく、オーダーをすることができます。
多くの場合、セルフオーダーシステム導入の大きな理由は人件費削減です。注文を取る作業が無くなり、ホール業務は約3割減と言われています。また新しくバイトを雇った時も、注文の取り方やハンディターミナルの使い方を教える必要が無くなり、教育に掛かる時間的コストも削減できます。
良いことだらけに見えるセルフオーダーシステムも実際に導入する際には気を付けなければならないポイントがあります。
セルフオーダーシステムを導入すると接客時間は確実に短くなります。お店の強みが接客であるなら、セルフオーダーシステムを導入した場合の接客の活かし方をよく検討しておく必要があります。
また季節メニューのご紹介や、ドリンクのサイズアップのオススメなど、オーダー時に行っていたコミュニケーションをどのようにするかも考えておくべきです。見やすいメニューと細かい注文に対応できるシステムを選ぶように心がけると良いでしょう。
セルフオーダーシステムの多くはタブレット端末を使用しています。スマホ慣れした若い世代には非常に馴染みやすいものですが、客層にご高齢の方が多ければ、できるだけ分かりやすいメニュー画面にするなど工夫が必要です。
フリーレイアウトでこだわりのメニュー画面が作れたら良いというわけではないのです。誰にでも分かりやすい、メインの客層にマッチするメニューを提供できるものを選ぶべきです。
セルフオーダーシステムを導入するメリットの一つには多言語対応があります。近年増えている海外からのお客様に対応できることが重要です。しかし、すべてとは言いませんが、ほとんどの海外のお客様は英語のできる方がほとんどです。次に多いのは中国のお客様でしょう。
訪日外国人数出典:日本政府観光局(JNTO)
年間塁計 | 2,869万人 |
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アメリカ | 137万人 |
中国 | 735万人 |
中国以外の中国語圏(香港・台湾)を加えると1,415万人。約49%が中国語圏からのお客様です。少なくとも英語・中国語に対応したセルフオーダーシステムを選ぶと良いでしょう。
セルフオーダーシステムはタブレット端末やWi-Fiなどを連動して動かすシステムなので、機械ならではのトラブル、お店側ではわからないエラーなども起こり得ます。ですから保守サポートまでしっかりしたサービスを選ぶことが必要です。
また店舗の模様替えなどで座席数が変動したりする場合もあります。端末数などに対して柔軟な対応ができるかどうかも重要なポイントです。
セルフオーダーシステムの多くはPOSレジとの連動を前提にしています。セルフオーダーシステムは、発注を受けるキッチンプリンタや売り上げデータを保管するPOSレジと連動して真価を発揮するものです。
POSレジ単体を導入していると連動して利用できないという場合もあります。最初からセルフオーダーシステムとPOSレジをパッケージで用意しているサービスを選ぶことが無難です。
導入しようとしているセルフオーダーシステムは複数税率には対応しているでしょうか?店内での飲食、持ち帰りによって消費税が変わります。このような複雑な税率に対応したシステムを選んでおくことが重要です。また複数税率対策には補助金も利用することが可能です。検討しているセルフオーダーシステムをチェックしてみましょう。
多くの飲食店が導入しているセルフオーダーシステム、接客の良さやお店の強みを壊さないように慎重にシステム選びを進めるのが重要です。
ですが人件費削減には抜群の効果を発揮します。またPOSレジ連動のセルフオーダーシステムなら売り上げデータの管理や注文管理を劇的に改善してくれます。
今回挙げた細やかなメニューへの対応、分かりやすいメニュー画面、英語・中国語両対応、しっかりした保守サポート、POSレジとの連携、複数税率対応、これらを兼ね備えたセルフオーダーシステムならFreePOSです。
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