2017年から多言語対応券売機を導入するメリット

2016年の訪日外国人客数は2,403万人9千人(前年比21.8%増)と発表されました「政府観光局 平成29年1月17日資料」)。2017年1月の推計値では229万6千人と発表されており、前年同月比24.0%増と、ますます日本を観光で訪れる外国人は増え、飲食店や交通機関各社では多言語券売機、宿泊施設では多言語表示タブレットを導入するなど外国人観光客を受け入れるための体勢をつくる動きが活発化しています。東京都など自治体もメニューや案内の多言語化に対してツールや補助金を出すといった支援策を打ち出しています。2017年から本格的に飲食店の多言語化に取り組むことで多くのメリットが得られます。
2017年から多言語対応券売機を導入するメリット
コンテンツの目次

国別の接客ポイント

日本には様々な国から観光客が訪れます。その中でも上位を占める国にターゲットを絞って食文化からどのような接客を心がければ、おもてなしすることができるのか、紹介していきます。

韓国

韓国
韓国の食文化
韓国の食というと、「辛い」「スタミナ」「美容」といったキーワードが思い浮かびます。これらに共通するのは「医食同源」という考えかたです。韓国料理に特徴的な辛さと赤さ、これは唐辛子によるものです。唐辛子にはカプサイシンという辛み成分が含まれており、アドレナリンの分泌を活発にし、発汗および強心作用を促す働きがあるとされています。他にも消化液を分泌し、食欲を増強させます。また、ニンニクやネギ、生姜といった野菜が豊富に使われていることからも韓国料理がスタミナや美容のイメージに結びつきやすくなっているようです。韓国の食堂で注文するとキムチやナムルなどのおかず類が出てくるのですが、おかずは何度でもおかわりできるのが普通です。
接客のポイント
定食店ではおかずが無料と思われておかわりを頼まれることがあるかもしれません。その際は前もって説明をしておくようにしましょう。また、韓国ではご飯と汁物スプーンで、おかずは箸で食べます。お椀を手で持って食べることが普通の日本に対し、ステンレス製のお椀を使うことから、お椀は置いたまま、汁物はスプーンですくって食べる習慣があります。韓国からお客様が来店された場合には、箸とスプーンも添えておくと良いでしょう。

中国

中国
中国の食文化
中国は国土が広いため、地方ごとに独特の料理が発達しています。有名なものが、北京料理、上海料理、四川料理、広東料理です。北京は北京ダックやに代表されるように、油こい、カロリーが高いもの、四川料理は山椒や豆板醤が効いた辛いものといったような各料理ごとに特色があります。また、量は多めで提供されるようです。
接客のポイント
中国からのお客様へは通常よりも量を多めにすると喜ばれるでしょう。お客様が多く注文されて、食べきれなかった場合には持ち帰れるようにすることもポイントです。また、基本的に茶碗以外の皿を持ち上げることはNGのため、スプーンやれんげも一緒に用意すると良いです。

アメリカ

アメリカ
アメリカの食文化
アメリカの料理については、ハンバーガーやフライドポテト、フライドチキンのようなファーストフードからステーキ、ピザ他スイーツなど日本でも馴染みのあるものが多い一方、ベジタリアンやビーガンといった野菜を中心とした食文化もあります。人種や宗教も多様なことから現地でもベジタリアン向けやメキシカンなど様々なタイプのレストランがあります。
接客のポイント
アメリカに行くとウェイターなどにチップを渡すことが当たり前に行われますが、日本ではチップの習慣はありません。もし、渡されそうになっても受け取らなくて大丈夫です。また、日本ではクレジットカードで支払いができない飲食店もまだ多くあります。クレジットカード支払いが可能なお店では店頭に使えるカードの種類を掲示しておくと良いです。
アメリカはじめ海外では店内の分煙や禁煙が徹底しているため、入店された際に禁煙席が良いか、喫煙・禁煙席の有無についてご案内の際に聞いておくことをおすすめします。

外国人旅行者受け入れ環境整備補助金(自治体別)

海外からのお客様受け入れの準備にあたって、メニューの作成や設備の導入にコストがかかってしまいます。その際に利用したいものが「補助金」です。利用可能な補助金制度は自治体によって異なります。平成29年2月現在申請できる外国人旅行者受け入れのための補助金一例を記載します。補助金申請の要件など詳細は各HPを必ずご確認ください。

東京都-宿泊施設向け外国人旅行者受け入れ環境整備補助金

補助対象者 都内の民間宿泊事業者等
補助対象経費等 (1) 外国人旅行者の受入対応の強化 <新規>
【補助対象経費】
外国人旅行者対応の受入環境整備のために新たに実施する以下の事業に要する経費
  • 施設の案内表示、室内設備の利用案内等の多言語化(施設周辺マップの多言語化、ピクトグラムの導入を含む)
  • ホームページ、パンフレット等広報物の多言語化
  • 館内及び客室内のトイレの洋式化
  • 客室の和洋室化
  • 館内及び客室内のテレビの国際放送設備の導入
  • クレジットカード決済端末の導入
  • その他、公益財団法人東京観光財団理事長が外国人旅行者の受入対応の強化のために必要と認める事業
【補助額】
補助対象経費の2分の1以内、1施設あたり200万円を限度
(2) 無線LAN環境の整備
【補助対象経費】
宿泊施設において、無線LAN環境の整備に要する以下の経費
  • 無線LAN機器購入費
  • 上記1に伴う設置工事費(ただし、レンタル機器に係る経費を除く)
【補助額】
補助対象経費の2分の1以内、1施設あたり75万円を限度
※1カ所あたり15,000円以内、1施設あたり最大50カ所とします。
募集期間 平成28年4月1日(金曜日)から平成29年3月31日(金曜日)まで
※ 郵送の場合、当日消印有効です。
※ 補助金申請額が予算額に達した時点で受付を終了します。
詳細HP 公益財団法人 東京観光財団「宿泊施設の外国人旅行者受入環境整備支援補助金」


鹿児島県-海外観光客受入体制整備費助成事業

補助対象者 鹿児島市内に宿泊施設、観光施設、飲食施設、土産品店、免税店、その他海外観光客が観光目的で利用できる施設を有する民間の企業等(商店街組織を含む)又は個人事業主のうち、納期の到来している市税の滞納がない者。
補助対象経費等 下記に掲げる案内表示等の作成に要する経費
  • エレベーター、廊下、宿泊室等における案内表示
  • 利用案内冊子、メニュー表、パンフレット並びにリーフレット
  • 施設周辺のマップ
  • 指差し会話シート
  • ホームページ
公衆無線LAN環境の整備に要する経費
※ただし、ランニングコストは対象外です。
免税対応機器等の導入に要する経費
※ただし、ランニングコストは対象外です。
クレジットカード等決済対応機器の導入に要する経費
※ただし、ランニングコストは対象外です。

【補助金の額】
補助対象経費の2分の1に相当する額以内
(補助金額に1,000円未満の端数が生じた場合は、その端数金額を切り捨てます。)

【補助金の交付限度額】
30万円
募集期間 平成28年4月1日から平成29年3月31日まで
詳細HP 鹿児島市 観光サイト「海外観光客受入体制整備費助成事業」

多言語対応券売機のメリット

海外からのお客様の食文化を理解することで、気持ちの良い接客を行うことができます。ただ、メニューについては、どうしても各国言語別に用意するとなると、手間も時間もかかってしまいます。言語別のメニューを用意する労力を省き、訪日観光客の利便性を高め、案内をわかりやすくするために飲食店以外でも券売機が利用される機会が増えています。たとえば、JRや地下鉄といった交通機関では積極的に多言語表示式の券売機導入がすすめられています。「JR東や東京メトロ、訪日客受け入れ整備 多言語対応など」 タッチパネル式券売機VALTECは、日本語・英語・中国語のメニュー表示に対応し、少数席のお店でも導入しやすい特徴を備えています。そこで、 飲食店メニューの多言語対応に券売機VALTECを使うメリットを挙げてみます。
券売機多言語表示画面

複数言語で表示切り替え

来店頻度の高い英語・中国語での表示が可能なことでいくつもメニュー表を用意しなくて済みます。海外からのお客様に都度、どの言語が良いか聞かなくても済むため、従業員の負担を減らすことにもつながります。

写真入りでわかりやすい

券売機でもボタン式のものになると、掲載できる写真が限られていたり、複数言語の表示に対応できません。タッチパネル式券売機だと全メニューを写真とコメント入りで表示することも可能です。また、写真や商品名、コメントの差し替えもパソコンから簡単に行うことができます。

人件費の削減

マンパワーで外国語対応を行おうとすると、外国語の話せるスタッフを募集したり雇用するために費用が余計にかかってしまいます。また、メニューの説明に時間をとられ、配膳やテーブルの片付けが遅れる原因にもなってしまいます。注文と支払い時の手間を券売機に任せることによりトータルの労働時間、人件費を削減することができます。

このように券売機を導入することで多言語対応だけでなく、日本国内に普段から利用されるお客様にとっても商品を選びやすくすることができます。お店にとっても商品単価のアップや会計やつり銭の受け渡しの手間をなくすといった様々なメリットがあります。そのほかの券売機VALTEC機能・メリットについては、こちらをご覧ください。

券売機VALTECの特徴・導入メリット
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