【大阪王将】単価が高くても売れる訪日外国人集客メニューとは?

観光庁が7月31日に発表した「訪日外国人消費動向調査平成27年4-6月期結果」によると訪日外国人1人当たり旅行支出は177,428円。前年同期(143,903円)比23.3%増加となっています。※1
増加するインバウンド(訪日外国人)をどうやったら、集客に結び付けられるのか?
全国に店舗を展開する「大阪王将」は外国人来店客の要望に応えることで、国内の男性客を取り込むことに成功しました。
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単価が倍のメニューでも「売れる」理由

「大阪王将」(運営:イートアンド株式会社)が期間限定で販売するメニュー『絶品厚切り 肉盛り炒飯』 がヒットしているそうです。
この商品は870円と五目炒飯の倍程の価格がするにもかかわらず、メニュー全体の注文構成比で5%以上(期間限定のフェアメニューは3%以上で売れ筋とされる)を占めるほどになっています。
なぜ、高単価でも売れ続けるのでしょうか?

訪日外国人のボリューム志向と国内の節約志向の反動が後押し


8月10日に内閣府より発表された消費動向調査によると、"7月の一般世帯の消費者態度指数(季節調整値)は、6月の41.7から1.4ポイント低下して40.3となり、2か月ぶりに前月を下回った。消費者態度指数を構成する4項目全ての意識指標が低下した。"※2となっています。
つまり、消費マインドは上がっておらず、支出に対しては慎重なはずです。
しかし、世の中の景気は円安や東京オリンピック需要もあり、良くなっているはず。そんな中、贅沢を感じられるのが飲食店の「高価格帯」メニューだと考えられます。

また、訪日外国人の来店客からボリューム感のある肉料理を求める声が多く、ニーズとマッチした点も売れる理由として挙げられます。
訪日した外国人の1泊あたり飲食費は3,000円〜5,000円※1であることから1,000円前後の価格帯は値頃感があります。
国内外のこうした需要もあり、「大阪王将」では、9月から肉のボリュームを増した「肉撃メニュー」2品を発売するようです。
1品は「頬張る!トンテキわさび炒飯」(890円)。もう1品は「頬張る!ステーキ回鍋肉」(870円)。

大阪王将だけではなく、他社も肉メニューに力を入れるようです。
定食店「大戸屋ごはん処」(運営:株式会社大戸屋ホールディングス)では国産牛の赤身肉を使用した「炭火焼きビフテキ定食特性おろしソース」(1,648円)の発売を発表。価格は定食店としては、かなり強気な設定ですが、肉料理の需要を見込んでのものだと思われます。

インバウンドのニーズを上手く取り入れることが単価アップと集客のコツだといえそうです。


※1「訪日外国人消費動向調査平成27年4-6月期結果」国土交通省 観光庁
※2「消費動向調査(平成27年7月調査)」内閣府
参考:日経MJ 2015年8月26日発行