訪日客向け自動販売機の多言語表示、メーカー各社のサービス

海外から訪れた外国人が驚く日本の特徴の一つが「自動販売機」です。
国内に約250万台が点在する「自動販売機大国」として知られるほど街のいたるところに設置されており、その種類も豊富。
物珍しさから使ってみたい、と思う外国人は多いようですが、何が書いてあるかわらないことが購入への障害に。
そこで、ポッカサッポロフード&レバレッジが、外国人観光客にも飲料の自動販売機を利用しやすくするため、スマートフォンアプリで商品見本を撮影するだけで多言語による原材料などを表示するサービスを始めました。
ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社ニュースリリース「商品情報をスマートフォンにて多言語で提供~自動販売機におけるインバウンド対応~首都圏、大阪、名古屋、札幌にてテスト展開開始」

自動販売機自体を新しくするのではなく、アプリを使用することでその商品の「栄養成分」「原材料」「アレルギー物質」「商品概要」の情報を英語、中国語(簡体字および繁体字)、韓国語、日本語の4ヶ国語で確認することができます。7月末から首都圏、大阪、名古屋、札幌でテスト展開を開始。効果が検証されてからエリアを拡大していくようです。

他社も自動販売機の多言語対応を行っており、ダイドードリンコは英中韓の各言語で「いらっしゃいませ」「お釣りをお忘れなく」とった音声を発する自動販売機を関西を中心に設置。キリンビバレッジは液晶画面で商品の見本を表示するデジタルサイネージ自販機で、カロリー表示や記念撮影できる機能を持たせたりしています。

今年1〜6月の清涼飲料水のチャネル別販売数量はコンビニが6%増、スーパーが1%増だったのに比べ、自動販売機は横ばい。 (日経MJ 8/31 7面)
自動販売機の場合、商品1点あたり販売額が130円なのに対し、コンビニやスーパーでは100円以下で販売されていることも多く、消費者にとっては価格面でメリットを見出しにくくなっているのかもしません。

多言語対応の自動販売機アプリが販売数を復活させるきっかけとなるのか、今後注目されます。